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仏滅に結婚式はタブー?お日柄によるメリットデメリットを徹底解説

結婚式準備 式場 コスト|15 APRIL, 2019|WRITER:SYU KIKUZATO

結婚式の日取りを決めるにあたり、お日柄によって金額に大幅な差が出ることがあります。

「なぜこれほどにまで差が出るのかわからない」「お日柄の具体的な違いがよくわからない」

などと感じている方も多いのではないでしょうか。

 


結婚式のカメラマンである筆者も「安い仏滅に結婚式をするのは失礼な事ですか?」というご相談を頂くことが時々あります。

「お日柄はあくあでも言い伝え」「両家側が気にしないなら問題ない」「お日柄の良い日に特有の”デメリット”もある」とお伝えしてます。

そもそも「お日柄」とは何なのか?

その歴史は古く、鎌倉時代に中国より伝わった占いがルーツとされています。

その後、吉凶を表す指標の1つとなりました。諸説はありあますが、宗教的な要素や根拠は特にありません。

あくまでも「言い伝え」と捉えて頂いて問題ありません。

 

このような理由から、言ってしまえばお日柄というものはキリスト教式や人前式の方にとっては「直接的な関連の無いもの」となります。

 

意外と思われるかもしれませんが、和婚(神前結婚式)の方にも同じことが言えます。その意味を理解し「価値観に合った選択」をして頂けるよう、それぞれのお日柄の特徴について簡単にご紹介していきます。

 

「大安(たいあん)」

「大いに安し(泰し)」その文字の通り、1日を通して「縁起の良い事が続いていく」という言い伝えがあります。

「ゲストの皆さんに幸せが続いていきますように」という願いをこめて大安吉日を選ばれるのは素敵なことですね。

 

その反面、どこの式場も「大安」の日は忙しくなる傾向があり、サービスの品質を重視したい方は、少しだけ気をつけておきたい事もあります。

(3~5月/9~11月の繁忙期)これについては後に詳しく解説します。

 

「友引(ともびき)」

「友を引く」という文字の通り、婚礼に関しては「友達に結婚が続いていく」「幸せを分かち合う」というイメージがあることから、大安の次にお日柄が良い日とされています。

 

ご参考程度にお伝えすると、時間帯によって意味合いが異なり、日中(11時~13時頃)は「凶」それ以外は「吉」となります。

ナイトウェディングの方には良いですね。

 

「先勝(せんしょう/さきがち)」

「善は急げ」という、ことわざの意味とも似ており「何事も早く行う方が良い」とされる日です。

先勝の日は「午前中は縁起が良い」という言い伝えがあります。

 

「先負(せんぷ/さきまけ)」

「急がば回れ」ということわざの意味と似ており「焦らず平静に過ごすことが良い」とされる言い伝えがあります。

このことから勝負事や急用には向かない日となります。「負」という言葉さえ気にならなければ、婚礼において関連性は少ないでしょう。

 

「赤口」(しゃっこう/しゃっく)

古くからの言い伝えに基づき「午前11時~午後1時頃」が縁起の良い時間帯とされています。

お恥ずかしながら筆者もかつて「あかぐち、せきぐち」と読んでいましたが、正しくは「しゃっこう/しゃっく」です。

日常生活の中で触れることは少ないかもしれませんが、サラッと読めたらとても素敵ですね!

 

その名前から連想される「お赤飯」「赤いもの」を結婚式当日の料理や演出に盛り込むなど、

アイディアとしてご活用されるのも良いのではないでしょうか。

 

「仏滅(ぶつめつ)」

その昔「物滅」とも表記されていたようです。

「滅」という言葉から敬遠されがちですが、あくまでも言い伝えの中でのことです。

また、ゲストの方々に対して「無礼」になる訳でもありません。

 

ご年配の世代では「大安が良い」という風潮も強く、特に仏滅の結婚式は一般的ではありませんでした。

しかし現代では、お日柄自体が記載されていないカレンダーも多数あります。

 

もし新郎新婦両家間で「お日柄は気にしない」という価値観が一致しているのであれば、そのメリットを活かした選択をすると良いでしょう。

節約系花嫁には有名!「仏滅婚」ならではのメリット

最大のメリットは価格面

繁忙期閑散期での差はありますが、大安と比較すると仏滅の日は値段が安価(割引)になるケースが多々あります。

 

大安に限定して選ぶカップルがまだまだ多いからこそ、お日柄を気にしないカップルへの「特典」として割引や特別メニューが用意されていたり、式場側も様々な工夫を凝らしています。

 

スタッフにも会場にも見える余裕

大安と比べると1日の結婚式の件数が少ない傾向にあることから

「ゆったりと1日を過ごすことができた」

「花嫁同士のバッティングの心配がなかった」

「3ヶ月を切った直前でも予約できた」

など、価格面以外でのメリットもあります。

 

仏滅だからといってサービスの品質が下がる訳では無いですし、筆者がお客様からお聞きした事例では「大安と仏滅で30万円以上の価格差があった」というケースもありました(※個人の主観に基づく一例です)

 

また婚礼従事者でない限り、お日柄を確認して参列するか否かを判断されるゲストは一般的には少ないでしょう。

ここだけの話!?人気のお日柄を選ぶなら気をつけたいこと

繁忙期(3-5月/9-11月)の大安の土曜日など、人気のお日柄は早期に予約が埋まります。

全体的に結婚式の施工件数が多くなることから、その反面で「人手不足」が生じやすくなっています。

 

「ここだけの話」というのも、リスクやデメリットについては契約時に積極的に伝えられる事が、どうしても少ないものです。

 

どんな事にも必ずメリット・デメリットはありますので、冷静な判断をするためにも知っておくと安心でしょう。

 

もちろん、不安を煽るためにお伝えしている訳ではありません。

どんな状況であれ最大限のサービス提供に務めるがプロの仕事。

結婚式の大切な1日が表側も裏側も含めて「人ありき」で成り立つからこそ、以下のようなケースが有り得ることを理解した上で、時期やお日柄を決めることをお勧めします。

人気のお日柄を選ぶなら気をつけたいこと【写真・映像関係の人手不足】

当たり外れのリスク

繁忙期のお日柄の良い日は、質の高い(技術力が高い・実績が豊富)カメラマンほど早期に予約が埋まってしまいます。

 

式場側にも写真や映像の提携業者がありますが、それでも手が回らない事があります。

 

そんな時に懸念されるのが

「経験の浅いカメラマン」

「副業で結婚式を撮っている派遣カメラマン」

による撮影です。

 

結婚式場の「アルバイト/契約カメラマン急集!時給○○円〜!」という求人募集を見かけたこともあるかもしれません。

まず、趣味程度で全く未経験のカメラマンが「いきなり1人で撮影する」という事は基本的に有り得ませんので、ご安心ください。

 

未経験のカメラマン(正社員/アルバイト)は一般的に閑散期に数ヶ月のアシスタント(2名体制での研修)期間を経て正式にデビューする事が多いもの。

しかし、人手不足の時は様々な手法で契約カメラマンを追加募集します。

 

一見安心そうに見えますが、「スキルに差が出やすい(当たり外れがおきやすい)」という盲点があります

 

人の力にも限界はある

もう1つ、繁忙期はコストダウンのために「回転率を重視せざるを得ない」という盲点があります。

 

筆者もかつては某結婚式場の専属カメラマンとして撮影をしてましたが、撮影が1日に2-3回転

(挙式披露宴×2回+披露宴)という極端なケースも実際にありました。

 

こうなると「お客様のきめ細やかな要望への対応が難しい」ケースも出てきます。

(全てをじっくり丁寧に撮影すると次の式に間に合わないため、ヘルプのカメラマンが一部交代して対応する/式がおした場合、最後まで担当出来ない場合がある)

当時は申し訳ない気持ちでいっぱいでしたが、止むを得ないことでした。

 

撮影機材は「交換」することで、最良の状態を保つ事はいくらでも可能です。

 

しかしカメラマンも人間なので、いくらプロで慣れていても「1番元気な状態」と「疲れ切った状態」が全く同じ品質で対応出来るカメラマンは、ごく僅かでしょう。

人気のお日柄を選ぶなら気をつけたいこと【サービススタッフの人手不足】

結婚式場のサービススタッフの数も、時期やお日柄によっては不足することがあります。

 

「食事や飲み物の提供が遅い」

「慌ただしさを感じてしまった」

「花嫁同士がバッティングした」

というケースが代表的な事例ですが、この他にもあります。

 

これは筆者自身の経験談ですが、とある結婚式場で2次会から参加の際に、口頭で案内された待機場所が、明らかに別のウェルカムパーティーの会場でした。

 

筆者が最初に質問したスタッフとは別の方が答えられたので、案内すべき人を間違えてしまったのかもしれません。

 

扉を開ける前から違いに気づき、すぐ近くに正しい場所を見つけました。

さほど大事には至りませんでしたが「まさか自分が」という体験でもあり、意外と身近に起こり得るトラブルであることを身を以て体験しました。

 

この事案は、クレームとして新郎新婦や式場側に伝える事はしませんでした。

楽しかった記憶と共に、なぜか忘れられない記憶でもあります(笑)

 

お日柄に関係なく起こり得るトラブルでもありますが、人手不足が想定されるお日柄や大規模なゲストハウスなどでは、リスクの1つとして気にしておくと良いかもしれません。

まとめ

重ね重ねお伝えすると、人手不足が要員でクレームとなるような事態が発生するのはごく稀なケースですので、極端に不安を感じる必要はありません。

 

一般的に式場側からお客様に伝えられる事が少ないからこそ、メリットとデメリット(リスク)を両方理解した上で、結婚式の日取り(お日柄)をいくつか検討してみてはいかがでしょうか。

 

 

お日柄がどうあれ、ゲスト目線で「素敵な1日だった」と感じて頂けるように一生懸命準備したり、結婚式当日に最大限の感謝の気持ちで「おもてなし」する事が何より大切であると筆者は考えます。

 

様々な価値観があるかと思いますが、メリットとデメリットの両面から、お日柄選びに悩んでいる方の1つの参考となれば幸いです。


Wedding Photographer

SYU KIKUZATO

1987.8.3 東京出身。2013年より婚礼撮影会社にて撮影経験を積む。

 

「もっと1組1組に寄り添い、一生大切にしたくなるような写真を届けていきたい」という想いから、2015年にPhotoarts (フォトアーツ)を立ち上げ、現在はフリーランスとして活動中。

 

コンセプトは、100年たっても「気持ち」の伝わる写真物語。決まり切ったスタイルに縛られず、そばにいて自然と溢れ出す「あなたの物語」を切り撮ります。

 

書籍掲載実績:BackpackWedding~世界の絶景でウェディング~

撮影実績:200組以上(Photoarts創設より)

好きな言葉:「大切な人の、大切な人を、大切にする」(松永真樹)

WRITERS ARTICLE

1987.8.3 東京出身。2013年より婚礼撮影会社にて撮影経験を積む。

 

「もっと1組1組に寄り添い、一生大切にしたくなるような写真を届けていきたい」という想いから、2015年にPhotoarts (フォトアーツ)を立ち上げ、現在はフリーランスとして活動中。

 

コンセプトは、100年たっても「気持ち」の伝わる写真物語。決まり切ったスタイルに縛られず、そばにいて自然と溢れ出す「あなたの物語」を切り撮ります。

 

書籍掲載実績:BackpackWedding~世界の絶景でウェディング~

撮影実績:200組以上(Photoarts創設より)

好きな言葉:「大切な人の、大切な人を、大切にする」(松永真樹)

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