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結婚式のカメラマン探しでインスタだけを頼りにしてはいけない3つの理由

結局のところ、カメラマンは誰を選んだらいいのかわからない。そんな状況ではないですか?

結婚式の商品は今、かなり複雑になっています。選択肢が多すぎるんです。

 

販売側である結婚式場や写真業者は、とにかくたくさんの選択肢を持たせようと商品展開を増やしています。

さらに、フリーランスと呼ばれる人たちも増え、結婚式の自由度は数年前とは比較にならない状況になりました

 

買う側のあなたからすればとっても選ぶのが難しい状況です。

「一生に一度ですから」なんて定番の謳い文句に押し切られて、粗悪な商品を買ってしまう。それは避けたいですよね。

 

今回は、そんなあなたに結婚式の写真に絞って商品選びのコツを紹介しますね。

結婚写真を見るときに確認するべき3つのポイント

結婚式では「試す」ことができません。

なぜなら、結婚式は一度しかないからです。二度する人も稀にいますが、ほとんどの場合は一度だけです。

 

Aという商品を試してみて、次の機会はBという商品を試して、ということができません。

だからこそ、一度でしっかりしたものを選ぶ必要があります。

 

経験値が全くない状態で選ばなくてはいけないのが非常に大変なんです。

 

特に写真は見本と完成品が違います。なぜなら、完成品に写っているのは「あなた」なんです。

サンプルとは違います。この違いをしっかり予測しておかないと、あとで「思っていたのと違う!」という問題が起きてしまうのです。

 

いろいろな売り方をしている業者やフリーランスがいますが、プロから考えても「ここは見ておきたい」と言える3つのポイントを紹介します。

  • 全データ
  • ウェブサイト
  • 人間

一つずつ解説していきましょう。

インスタはあてにならない!?写真を見るときは「全データ」を見よう

写真を見るときは何を頼りにしていますか?ほとんどの方が「インスタ」と答えるのではないでしょうか。

 

実際、カメラマンに来る問い合わせの多くはインスタ経由で来ています。それくらいにインスタの影響力は大きいのです。

 

しかし、ここに悲劇が潜んでいます。楽しみにしていた写真が出来上がってみたら「思ったのと違う」なんてことになるのです。

 

インスタに載っている写真は全体の1%

現在、結婚式の撮影のスタンダードな形は「メイクシーン撮影〜挙式〜披露宴終了後」の長さを撮影するものです。だいたい納品枚数は500〜1000枚というところでしょうか。(会社によってちがいます)

 

その中で、インスタに載る写真は一体どれくらいでしょう?試しに、気に入っている業者があれば見てみましょう。

同じカップルの写真、どれくらいありますか?そう、一組のカップルで、1〜2枚。多くても4〜5枚と言ったところでしょう。

 

本当にたくさん載せる会社でも20枚くらいが限度だと思います。つまり、インスタに載っている写真は、もらえる写真の中の1%〜5%程度でしかないんです。

 

売る側からすると、インスタグラムは宣伝ツールでもあります。

もちろん、一番良く見える写真を厳選して載せます。中には加工しているものもあるでしょう。

つまり、実際の撮影レベルとかなり違う可能性があるんです。

 

残りの99%の撮影の方が難しい

もちろん、インスタグラムで人気が得られるような写真を撮る技術は高度なものです。

しかし、残りの99%の写真を撮る技術の方がよほど難しいし、大切なんです。

撮影方法で分けると、結婚式の撮影には大きく2つの場面があります。

  • カメラマンがコントロールできる場面
  • 流れに従って撮影する場面

この2つです。カメラマンがコントロールできる場面というのは、インスタによく乗っているような2ショット写真なんかがそれに当たります。

 

カメラマンが二人の立ち位置やポージングを指示して、ある程度の時間をかけて撮影することができる場面です。

反面、「流れに従って撮影する場面」というのは挙式中や披露宴中のほとんどの場面がそれにあたります。想像してみてください。

 

挙式中にカメラマンが流れを止めて「すみません!ベールアップもう一度やってください!」なんて言ったらどうでしょう?かなりぶち壊しですよね。

そういうことです。カメラマンは基本的に流れに干渉せずに、その様子を自然に撮影することが求められるんです。

 

自然に撮影、が難しい

自然に撮影、というと簡単に思われる方もいるようです。しかし、実はこちらのほうが難しい。

 

実際に友人の結婚式などに列席して、結婚式をケータイで撮影したことのある方ならわかるかもしれませんが、

新婦の後ろ姿ばかりになってしまったり、新郎新婦に予想外の動きをされてちゃんと撮影できなかったりします。

 

カメラマンはそういったことを避けるために、動きの予測をしたり、それに対応できるようポジション取りをしたり、機材を整えたりする必要があります。

 

カメラマンが指示を出せる場合は、不確定な要素が少ないです。しかし、こちらはほとんどが不確定といってもいい。

結婚式場では、映像上映時には暗くなりますし、演出のためにカーテンが空いて外の光が入ってきたりもします。

場合によってはスポットライトなどが点灯することだってあります。写真が撮りにくい状況が揃っているのです。

 

80%以上は流れに従って撮影する

そして、結婚式撮影のほとんどがこの「流れに従って撮影」する状況です。

 

そう、全体のクオリティを気にするのであれば、当然こちらの撮影が上手である必要があります

 

2つの撮影は必要になる能力が異なるので、「インスタの見栄えはいいけど、他が残念」というケースが起きるのです。

 

全データでカメラマンの総合力を見よう

全データとは、「実際にお客さまに納品される写真」のことです。つまり、全部の場面が入っています。

 

カメラマンに写真を見せてもらうときは、この全データを見せてもらいましょう。そうすることで、総合力がわかるはずです。

 

もちろん、自分が挙式をする会場と同じものがあれば、その方がいいでしょう。撮影環境が近いものがベターです。

 

データの呼び方はたくさんあります。紛らわしいので「結婚写真のデータとは?素朴な疑問を解決」こちらも参考にしてみてください。

 

「rawデータ」や「撮影データ」といったものと勘違いされるとカメラマンが見せてくれないケースもあります。

 

写真の上手いor下手がわからない!

「そんなこと言っても、プロじゃないし、どれがいい写真で、どれが悪い写真かなんてわからない!」あなたはそう思うはずです。

 

でも大丈夫。基本的にあなたは「直感」に従うだけでいいんです。「この新郎新婦が自分たちだったとして、この写真で嬉しいだろうか?」それだけを意識してみてください。

 

正直な話、プロでも他人の写真が上手いか下手かを判定することは難しいです。なぜなら、特に結婚写真においては、それを判断するのが新郎新婦本人である。ということです。

 

どれだけ他のプロが絶賛したところで、本人が気に入らなければそれまでです。つまり、最終的な判断の基準はあなたの中にしかないのです。

 

だから、この点においてはあなたはどんなプロよりも正確なジャッジができるのです。迷わず、直感を信じてみてください。

カメラマンの撮影に対する考えなどをウェブサイトでチェックしよう

ほとんどの場合、カメラマンや写真屋さんにはウェブサイトがあります。ホームページともいいますね。

しかしながら、ちゃんと作られたウェブサイトは少ないのが現状です。多くのサイトには「サンプル写真」と「料金表」が置かれているだけです。

はたして、これだけで安心して撮影をお願いできるでしょうか?

 

どんな考えで撮影しているのか、情熱があるのか、哲学があるのかは写真からではわかりません。

インスタの写真だけでカメラマンの性格がわかるようなエスパーはこの世にはいないはずです。

 

すでに上で書いたように、インスタに乗せている写真やウェブサイトで掲載している写真は全体の1%くらいのものです。

それだけで判断するには材料不足だと言えます。

 

一度会えばわかるけど、断りづらい

もちろん、カメラマンに一度あってみるのは大切なことです。本番を迎える前に打ち合わせくらいはしておくといいでしょう。

 

ですが、まだ注文するかどうかわからない状態でカメラマンとの打ち合わせを予約するのはなかなか気をつかいませんか?

 

少なくとも、一度打ち合わせをしてしまったら、そのまま注文してしまいそうです。

断るのも悪い気がしますしね。心理学的には「返報性の法則」というものです。

 

カメラマンに手間をかけさせているから、なにかお返し(注文)をしないと悪いな、という気持ちが起きる人間の性質です。

 

販売者の中には、わかっていてこの法則を利用している場合もあります。

 

前もって分かるウェブサイトが便利

だからこそ、ウェブサイトでカメラマンのキャラクターがある程度わかるようにしてあることが大切になってきます。

 

写真業界では「いい写真を撮っていれば誰かが見ていてくれるので、仕事になる」というような考えが昔からあります(僕も実際に昔の上司から言われました)。

 

ハッキリ言ってオカルトだと言わざるを得ません。

良く撮れた写真をウェブサイトに載せておけば集客できる時代はもう終わりかけています。

みんなうすうす気づいているのです。それだけでは情報不足だと。

 

しかし、カメラマンの考えがわかるようなウェブサイトを作ることは簡単ではありません。

具体的にはブログ記事や動画、メルマガやLINE@などでパーソナリティを配信する必要があります。大変な労力を伴います。

 

ですが、反対に捉えれば、これだけのことをしているカメラマンはお客さまに向き合う気持ちがあるとも言えます。

なので、しっかりした案内を出してくれているウェブサイトは、一つの指標として考えてもいいと思います。

 

余談ですが、カメラマンはウェブサイトなどの制作が得意ではない人間が多いです。職人気質な人が多いせいかもしれません。

 

なので、ウェブサイトがイマイチでも「このカメラマンは駄目だ」と思う必要はありません。単純に、ウェブ関係が苦手なケースがほとんどです。

写真は上手いし、人柄もいいことはたくさんあります。ウェブだけで決めるのも危険なので、基準の一つとして捉えましょう。

カメラマンに最も大切な「人間性」と「相性」

結婚式当日、もっとも長くあなたと一緒にいるスタッフは誰でしょう?

 

実は、カメラマンなんです。会場によってはメイクさんだったりするかもしれませんが、いずれにしても相当な時間あなたはカメラマンと一緒にいます。しかもずっとそばにいます。

 

そんなカメラマンが、自分たちと「そりが合わない」タイプだったらどうでしょう?

写真は上手いけど、喋り方が鼻につくとか、不快感がある接客をする等、写真以外の要素がかなり重要になるのは想像できるとおもいます。

 

だからこそ、カメラマンのパーソナリティが大切なんです。ウェブサイトのところでも書いたとおり、カメラマンの性格は非常に重要です。

 

ちなみに、明確に「良い」「悪い」があるわけではなく、「相性」のようなものだと思っていただければいいかと思います。

 

基本的にウェディングのカメラマンは「他人の結婚式の撮影を喜んでやるような人間」なのでそこまで悪い人はいない職種だとおもいます(そう思いたい)。

 

しかし、スタンスは様々で、極めて業務的に行うタイプもいれば、感情移入をするようなタイプもいます。

他にも、理系文系、内向的外交的、もろもろの性格があります。・・・人間なので。

 

つまりあなたとの相性です。

一例として、自分と近いタイプや、ビジネスパートナーや友人として好ましいタイプだと楽でしょう。

 

極端にチャラいとか、オラついていたりしたら「ちょっとなあ・・・」「両親にその感じで絡まないでくれよ・・・」ってなりますよね。そういうことです。

 

ちなみに、性格や人間性は写真に出るので、そこにも注目してみると面白いかもしれません。

 

会ってみるのが一番わかります

これは実際に会ってみるのが一番わかります。

ただ、一度会うと注文が決まってしまう可能性は高いですし、何人も会っているような時間の余裕はないでしょう。

だからこそ、ウェブサイトなどである程度絞ってから会うことが大切になってきます。

まとめ

いかがでしょう。カメラマンを探すときは以下の3つの内容に注目するといいことがわかったと思います。

  • 写真を見るときは全データ。直感で判断する。
  • ウェブサイトなどの案内にもカメラマンのスタンスが出る
  • 自分との相性がいいかどうかを見極める

以上です!自分に合ったいいカメラマンが見つかるように応援しています。


Photographer / Writer

YOSHIAKI KOBAYASHI

埼玉の田舎で奥さんとのんびり暮らしています。猫が好き。


「写真を撮る人も、映る人も、幸せな仕事がしたい」小さな思いから始めた結婚写真。未経験で飛び込んだ世界で待っていたのは、厳しい修行。

 

8年で1000件以上のカップルを写しながら、技術と心構えを叩き込まれる日々……そんな厳しい環境でも支えてくれたのは、お客様からの「ありがとう」でした。

 

好きなことは頑張れるもので、社内成績は5年連続で全国一位に。でも反面、ガチガチに規制された結婚式の世界を知り、変えたい気持ちが大きくなりました。


「なら、自分でやっちゃおう」と独立。大切に撮りながらも堅苦しくなく、笑い合いながら一緒に結婚式を作っていくような撮影を心がけています。

WRITERS ARTICLE

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「写真を撮る人も、映る人も、幸せな仕事がしたい」小さな思いから始めた結婚写真。未経験で飛び込んだ世界で待っていたのは、厳しい修行。

 

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「なら、自分でやっちゃおう」と独立。大切に撮りながらも堅苦しくなく、笑い合いながら一緒に結婚式を作っていくような撮影を心がけています。

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