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プロカメラマン直伝!結婚式の写真写りを良くする3つの方法

写真って苦手だなあ。

いっつも目をつぶった写真ばかりになってしまう。

自分の写真写りが気に食わない。

 

そう思っていませんか? まあ、自分が写真写りいいと思っている人は少ないでしょう。

 

それくらい、この悩みは共通です。では、どうしようもないのか? そうでもありません。

 

正しい対策をすることで、写真写りは改善することができるんですよ

今回はプロカメラマンの視点から、写真写りについて紹介します。

写真写りを悪くする3つの原因

なぜ写真写りが悪いのか? それは、写真写りを良くするコツを知らないからです。

 

そのポイントをおさえるためにも、まずは写真が映りが悪くなる原因について簡単に紹介しておきましょう。

主に以下の原因があります。

 

  • 姿勢
  • 目つぶり
  • 笑顔じゃない

 

まあ、言われてみれば当たり前と感じるかもしれません。

でも、正しい姿勢、よく見える姿勢ってどんなものだかわかりますか? 

そこには深いコツがあるのです。早速見ていきましょう。

写真写りのためには「姿勢をよく」する

まず、「おじいさん」を想像してみてください

 

どんな外見ですか? おそらく、背中は曲がっていて、顔にはシワがあり、

頬や体の皮膚は下に下がっているような印象を描きますよね。

 

反対に、若々しいイケメンを想像してみてください

おそらくは、上に書いたおじいさんと真逆の内容ではないですか?

 背筋はまっすぐ、顔にはシワなどがなくスッキリしていて、

体も顔も皮膚はビシッと体に張り付いているようなハリがある。そんなイメージのはずです。

 

かっこよさ、美しさは「若さの要素」に左右される

心理学ではよく「どんな容姿が好まれるのか」といった内容の実験があります。

 

様々な体のスタイルや顔のバランスをCGやフォトショップで作り出して、実験参加者に見せ「どちらに好感を持つか?」の実験を行うわけです。

 

その結果わかった内容として、魅力度は「若さの要素」に依存しているということです。

 

たとえば、女性の魅力を決定している要素の17%は「スパースネス性」だと言われています。

 

スパースネス性とは、「情報量が少ないこと」を指す言葉です。

 

シミやシワが少なく、毛穴が目立たなく、スッキリとした肌質であれば、スパースネス性が高いと言えます。

 

反対に、歳をとるとシワやシミが増え、スパースネス性が下がります。肌の上の情報量が増えるということです。

 

心理学的には、私たちが無意識に美しいと感じる女性はスパースネス性を始めとして、「若さの要素」を持っていることが多いのです。

 

ちなみに、勘違いをしないでほしいのが、「若くなくてはいけない」ということではありません。

年齢を重ねても、「若さの要素」を備えていることが大切なのです。

 

良い姿勢、ってなんでしょう?

僕も猫背がひどく、小さい頃から「姿勢を良くしなさい」と怒られたものです。

 

しかし、実は「良い姿勢」の正体はよくわかっていません

 

「姿勢が悪いと腰痛になる」なんてことを聞くことも多いと思いますが、実はその説には根拠がありません。

同様に「背骨がS字になっていると美しい立ち方」という説も科学的には立証されていないのです。

 

テレビ番組の整体の特集などを見ると「左右の足の長さがこんなに違います!」といったリアクションをよく見かけます。

ですが、人間をもともと左右非対称にできています。あれも普通のことなんです。

 

そもそも遺伝で骨格はかなり変わるので、万人に合う「良い姿勢」は難しい話なんですよね。

 

ですが「写真的に良い姿勢」であれば話は別です。言い換えるならばそれは「魅力的に見える姿勢」のことです。

そう、つまり「若々しい姿勢」ということです。

 

ポイントは背筋と胸

若々しく見える姿勢として大切なのは

 

  • 背筋が真っ直ぐなこと
  • 胸の位置が高く見えること

 

この二点です。

 

背筋の正しい伸ばし方

手で後頭部を触ってみてください。頭の一番うしろにちょっと出っ張った骨がありますよね? 

 

そこが背骨と頭蓋骨がくっついている場所です。その場所が後ろに糸で引っ張られているイメージで頭を後ろに引いてください。

 

はい、それが正しい「背筋が伸びて、アゴが引けている」状態です。

 

どこまで頭を引けばいいのかわからない場合、背中を壁にくっつけて、

 

  • かかと
  • おしり
  • 後頭部

 

の三点が壁につくようにしてみましょう。ちょうど身体測定で身長を測るときみたいな姿勢になればバッチリです。

壁無しでも近いイメージになるようにしてみましょう。

 

この状態はまっすぐ体重が足に乗っているのでそれなりに楽に立てると言われています。

 

ですが、人によっては腰をもうちょっと後ろに出していたほうが楽な場合などもありますから、自分にあった位置を調整してみましょう

 

また、今までやっていない姿勢なので最初は筋力がないためキープできません。日頃から意識して慣らしていきましょう

 

胸の位置で人の年齢は決まる

背筋が伸ばせたら次は胸です。

実は人は胸の高さで年齢を判断しているのです。先程のおじいさんを思い出してください。

 

年をとった男性は胸が下がります。背中が曲がるのと同時に、胸が内側に下がり、筋肉もなくなってくるためです。また、二の腕なんかもぶら下がっている感じになります。

 

反対に、若い男性はどうでしょう? ちょっとたくましい感じを想像してもらうとわかりやすいのですが、胸の位置が高くありませんか? 

 

「胸の位置」というよりも、鎖骨の3〜5センチ下くらいの部分がモリっと上に出ているイメージありませんか? そう、それが理想的な姿勢です。

 

女性も一緒です。よく「年をとると胸の位置が下がる」なんていいますが、まさしくそれです。

 

女性の胸は下着で調整したりできますが、大切なのはその上です。男性の例で挙げた位置、そう、「デコルテ」です。

 

結婚式ではドレスの外に出ている場合も多い場所です。下着で調整できない分、姿勢が如実に反映されるのです。

 

肩を引けば胸は出る

さっきの背筋伸ばしができていればほとんどの人は胸もいつもより高く上がっていると思います。

 

が、中には前側に肩が入っている人もいるでしょう。そこで、「肩を後ろに引くイメージ」で胸を張ってください。

 

肩が上がってしまう人は、肩の外側に糸がついていて、斜め後ろの地面から引っ張られているように考えるといい姿勢になります。

 

自分で写真を撮って見比べてみよう

できたら、いつもの姿勢と写真を撮って比べてみましょう。

最初は慣れなくて違和感があるかもしれませんが、ちょっとこなれてくれば断然綺麗に見えますよ。

 

姿勢はこの「こなれた感じ」がとっても大切なので、できたら普段から意識してやってみましょう

 

僕の体感では、2週間位やり続ければ意識も変わってくるように思います。ぜひ、チャレンジしてみてくださいね。

目つぶりの原因は「意識しすぎ」

私達はたくさんまばたきをします。なんと、起きている時間の10%はまばたきで「なにも見えていない」状態なんだそうです。

 

結構多いですよね。一時間のうち6分は目を瞑っている計算になります。

 

それだけたくさんまばたきをするので、基本的に写真でまばたきをしてしまうのはなにもかわったことではありません。

 

ただ、写真を撮るときにまばたきしやすくなる人にはこんな特徴があります。

 

緊張するとまばたきが増える

実は、まばたきと精神状態の関係はあまり分かっていないところも多いのです。

しかし、緊張したり焦ったりしているとまばたきが増えるのは確実です。

 

つまり、緊張したり焦ったりしてしまうと目つぶり写真になりやすいといえます。

緊張対策が目つぶりの対策として使えるということです。

 

目つぶり対策1:リフレーミング

スポーツ選手がプレッシャーの中で効果を上げるための方法として、感情のリフレーミングという手法があります。

 

「緊張」という感情をどう捉えるのか? をコントロールする方法です。

 

  • ドキドキしている。不安だ。緊張している。
  • ドキドキしている。でもこれはワクワクしているんだ。

 

この2つの思考法を比較すると、下のほうがパフォーマンスが高くなったんですね。

 

結婚式に置き換えるなら、カメラの前で緊張しているのではなく、楽しんでいると思い込めばまばたきを減らすことができます

 

目つぶり対策2:セルフフォーカスしない

これまたスポーツ選手の研究なんですが、ベテランと呼ばれるような選手のパフォーマンスを下げてしまうような意識状態があることがわかっています。

それが「セルフフォーカス」です。

 

よく、「フォームを意識すると上達する」なんてスポーツ界ではいいますが、あれは初心者だけの条件なんですね。

 

プロは体にしみついたやり方があるので、変に体を意識してしまうといつもの動きができなくなってしまってパフォーマンスが下がることがわかっています。

 

この、自分の動作に集中してしまっている状態が「セルフフォーカス」です。

 

あなたは言ってみれば「まばたきのプロ」ですよね?(笑)

 

いちいちフォームを意識しながらまばたきする人はいないはずです。

つまり、写真をとるときになっていきなりまばたきを意識してしまうから「いつもの動き」ができなくなってしまうわけです。

 

まばたきに集中せず、他の内容に意識を持っていきましょう。

 

目つぶり対策3:暗示的学習

そんなこといっても、気になるものは気になりますよね!

そこで役に立つのが「暗示的学習」です。プレッシャーのかかる状況下では、予習した内容が頭から飛んでしまうことも少なくありません。

 

そんなとき「どういう覚え方」をしていたらより確実に思い出せるか、パフォーマンスを発揮できるのか、という点に注目したのがこの方法です。

 

まず、明示的学習、暗示的学習の2つがありますので、違いを説明しましょう。

 

  • 明示的学習とは、説明的にわかりやすく動作を細かく描写して覚えることです。
  • 暗示的学習とは、感覚的な言葉や効果音で覚える方法です。

 

具体的には、明示的学習でまばたきをしないようにするには

 

カメラを見て、アゴを引き、まぶたに力をいれる」と覚える感じ。

 

暗示的に覚えると

ジーッ(カメラ見る)、グッ(アゴ引く)、パッ(まぶたに力)

と、効果音みたいにして覚える長嶋監督的なイメージです(笑)

 

少し関係ないようなイメージでもよくて、

カメラマンの手から、カメラをなぞるようにぐるっと見る

みたいなことでも大丈夫です。

 

この2つの覚え方は状況によって特性が異なっていて、練習時のようなプレッシャーのかからない状況では明示的学習が成果が高く、

試合のようなプレッシャーがかかる状況では暗示的学習の方が成果が出るのです。

 

つまり、緊張して目つぶり対策ができないよ! って思う場合には自分なりの効果音とかコツを暗示的に覚えると少しでも効果を得ることができそうです。

笑顔には二種類ある

さて、最後は笑顔です。個人的な感覚で言えば、これさえあれば前の2つはいらないくらい強力です。

 

基本的に、人は表情が豊かで動きの大きい人に魅力を感じる特性があります。

 

つまり、よく笑う人、色んな表情をする人が好きなのです。

 

自分の笑った顔が好きじゃなくてあまり笑えない方もいますが、気にせず笑ったほうが素敵だと思います。

自分の笑顔を受け入れることから始めたらいいと思うのです。

 

笑顔には、そんな「めっちゃ笑顔」なタイプともう一つ「アルカイックスマイル」があります。

 

アルカイックスマイルは、ほのかに微笑んでいる笑顔のことで、イメージするなら「仏様」です。

 

あの、微妙に微笑んでるのかどうかわからないくらいの僅かな笑顔をアルカイックスマイルといいます

 

基本的には全力の笑顔が素敵ですが、年齢を重ねた方が「若く見せたい」場合にはアルカイックスマイルが効果的なんだそうです。

 

おそらく、最初に説明したスパースネス性が高い状態になるからではないかと思います。

もちろん、全力の笑顔でもいいとおもいますよ! 僕は好きです!

まとめ

いかがでしたか? 姿勢と、目つぶりと、そして笑顔! どれも自分でできる内容ですから、ぜひ意識してみていい写真を残してくださいね!

応援してます!


Photographer / Writer

YOSHIAKI KOBAYASHI

埼玉の田舎で奥さんとのんびり暮らしています。猫が好き。


「写真を撮る人も、映る人も、幸せな仕事がしたい」小さな思いから始めた結婚写真。未経験で飛び込んだ世界で待っていたのは、厳しい修行。

 

8年で1000件以上のカップルを写しながら、技術と心構えを叩き込まれる日々……そんな厳しい環境でも支えてくれたのは、お客様からの「ありがとう」でした。

 

好きなことは頑張れるもので、社内成績は5年連続で全国一位に。でも反面、ガチガチに規制された結婚式の世界を知り、変えたい気持ちが大きくなりました。


「なら、自分でやっちゃおう」と独立。大切に撮りながらも堅苦しくなく、笑い合いながら一緒に結婚式を作っていくような撮影を心がけています。

WRITERS ARTICLE

埼玉の田舎で奥さんとのんびり暮らしています。猫が好き。


「写真を撮る人も、映る人も、幸せな仕事がしたい」小さな思いから始めた結婚写真。未経験で飛び込んだ世界で待っていたのは、厳しい修行。

 

8年で1000件以上のカップルを写しながら、技術と心構えを叩き込まれる日々……そんな厳しい環境でも支えてくれたのは、お客様からの「ありがとう」でした。

 

好きなことは頑張れるもので、社内成績は5年連続で全国一位に。でも反面、ガチガチに規制された結婚式の世界を知り、変えたい気持ちが大きくなりました。


「なら、自分でやっちゃおう」と独立。大切に撮りながらも堅苦しくなく、笑い合いながら一緒に結婚式を作っていくような撮影を心がけています。

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