

結婚式の前撮り写真の成功の秘訣はイメージを事前に固めておくことだった!
前撮りをしたいと思って、写真会社やカメラマンをネットやインスタグラムで検索。
そうすると様々な前撮りの撮影をしている会社カメラマンが見つかります。
『プロだからみんな一緒』『少しでも安くしたい』
もちろんそれも分かりますし、料金のことは大事です。
ですが、ほとんどの写真会社や、カメラマンは得意な雰囲気の撮影があります。
その特徴をある程度新郎新婦のお二人は事前に把握しておかないと、撮影会社やカメラマンをいつまでたっても決めれれない、もしくは撮影したのに納得いかなかった、という事態に陥りがちです。
例えば、明るい雰囲気の庭園で撮影した白無垢姿、
夕日の公園で撮影したウェディングドレス姿、
夜の夜景とともに撮影した私服撮影。などなど。
本当に様々な写真があります。
事前に自分たちがどんな写真(衣装、場所、時間帯などなど)を決めておくだけでも前撮りの撮影会社やカメラマン探しは楽になります。
今回は、あとあと迷ってしまい、前撮り準備が嫌にならないようにそのためのコツをお伝えしたいと思います。
まずは前撮り衣装のイメージをざっくりと決めておく
もし、着たい衣装を何も決めずに、写真会社やカメラマンとの打ち合わせや、やりとりをすると、色々な提案をしてくれるかもしれません。
それはやはり新郎新婦の好みを把握したいからです。
ですが、それを限られた時間の中での打合せでしてしまうと本当に大変です。
例えば白無垢とひとことに言っても、様々な柄、模様の白無垢が存在し、洋髪、カツラ、日本髪、綿帽子をつけるかどうか、など、色々な選択肢が出てきます。
ですので事前にある程度は着たい衣装を決めておくことをオススメしておきます。
ウェディングドレス
前撮りをそもそもやるかどうか、それは結婚式当日に写真撮影をする時間が少ないから、もっと二人での写真を残したいからです。
気に入ったウェディングドレスで前撮りも、結婚式当日両方着るのもアリですし、せっかくなら結婚式当日とは違う雰囲気のドレスを着るというのも良いでしょう。
個人的に前撮りでのオススメは、ロケーション撮影の際は動きやすいウェディングドレスがオススメです。
和装(白無垢、色打掛)
結婚式当日はウェディングドレスとカラードレスを着るから、前撮りでは和装を着る。
やっぱり日本の伝統的な婚礼衣装ですから、和装を着たい方は多いです。
色打掛も華やかで様々な種類もあります。色々な画像を見て参考にすると良いかと思います。
ラフに撮影したいなら私服
ウェディングドレスや和装ですと、移動にかなり制限が出てきてかなり大変です。
もし衣装にそんなにこだわりがなく、メインは自分たち二人の写真が残したい!これが目的であれば私服撮影(エンゲージメントフォト)というのも良い選択肢の一つです。
その他の衣装
振り袖なども良いですよね。同じ仕事で同じ制服があるので仕事の制服で。という方もいらっしゃいます。
このあたりはとても自由ですので、これは!というのがあれば写真会社やカメラマンに相談してみましょう。
撮影場所によって写真の雰囲気は大きく変わる
写真の雰囲気を決める大きな要素は、場所です。
ロケーション撮影の場合、事前に撮影申請を取らなくてはいけない場合がほとんどですので、どんな場所でも撮影できるわけではありません。
が、こんな雰囲気で!というのは事前に固めておいたほうが良いかと思います。
スタジオ
和装姿、ウェディングドレス姿しっかりと残したいと言うことであればスタジオはお勧めです。また料金もスタジオ撮影の場合はロケーション撮影と比べてリーズナブルになることが多いです。
公園、庭園
緑の中での撮影はキラキラした木漏れ日だったり、広がる芝生の中、きれいな庭園での撮影は和装でもウェディングドレスでもとても映えます。
ただしロケーション撮影の場合天候に左右される可能性があるため晴れるか曇りになるか、もしくは雨になるかはその日次第と言うことも頭に入れておきましょう。
海
ウェディングドレスで海辺で撮影と言うのはとても人気な撮影場所になります。
青い海でやはりウェディングドレスは映えますし、時間帯も爽やかな青い午前中の時間もあれば夕日が綺麗な夕方の時間帯もオススメです。
ただし夏場など海水浴客が多い時期は避けた方が無難です。
人がたくさん写真の中に映り込んでしまう可能性が高いことと時期的にも真夏になってくるとやはり暑いです。
日差しも強いので日焼けの心配もあるため海水浴の時期は外した方がいいかもしれません。
歴史的な建物や洋館
少し前から人気なのは歴史的な建物や洋館での前撮りです。
とてもクラシックな雰囲気で撮影でき、なおかつ休館日などを使ってゆっくりと撮影できる場合もあります。
歴史的なものが好きな方、ヴィンテージな雰囲気、レトロなイメージが良い方はとてもオススメです。
ただしこういった場所は撮影料金が高額な場合が多いため予算はある程度見積もっておく必要があります。
ですが出来上がってくる写真はとても素敵な写真が撮れるでしょう。
東京タワーなどの街のシンボルと
東京なら東京タワー、横浜だとみなとみらいなど街のシンボルとも言える場所はどの街にもいくつかあるのではないかと思います。
例えば2人の初めてのデートが東京タワーだったら東京タワーで撮影するのも良いのかもしれません。
例えば2人が横浜に住んでいるのであれば、みなとみらいで撮影するのも良いのかもしれません。
場所によってはこういった場所はかなり撮影の許可が難しい場所も中にはあるので事前に確認が必要ですが思い出の記念の写真と言う意味で良いですよね。
思い出の場所
先程の街のシンボルもそうですが、2人の初めてデートした場所やプロポーズした場所、これから一緒に住む街等も前撮りの候補地としてはオススメです。
自分たちらしいオリジナルな前撮りの写真にもなるので撮影場所を考えるときに候補にしてみると良いでしょう。
母校
新郎新婦のお二人が同じ高校や同じ大学の出身だった場合、母校で撮影すると言う方も多いです。
当時お世話になった先生たちに挨拶することもできますし、その当時に思いを馳せながら写真を撮りながら校舎を回ると言うこともできます。
ここまで読んだ方でしたらわかると思いますがもちろん撮影許可は必須です。
お好みの時間帯は?
衣装、そして場所のイメージができてきたら、次は時間帯です。
ロケーション撮影の場合、時間帯も出来上がりの写真のイメージに大きく左右しますので、少し考えておくと良いかもしれません。
午前
明るい雰囲気で写真を残したい。爽やかなイメージ。それであれば午前中はうってつけです。
午前中の早い時間帯であれば人が少ないと言うのもメリットです。
ちょっと朝は眠いかもしれませんが、早ければ早いほど、人は少なく爽やかな時間帯の写真が残せます。
夕方
オレンジ色の夕日のイメージ、シルエットだったり、少しドラマチックな雰囲気で撮影で写真を残したい方にはオススメなのが夕方です。
夏場なども少し涼しくなってきている時間帯でもありますのでどうしても夏場に前撮りをしたい方にもお勧めできます。
ただし、夕日との撮影はその日の天候次第と言うことにやはりなってしまいます。
どうしても撮影したいということであれば、そのこだわりに応じてくれる撮影会社やカメラマンを探すことをお勧めいたします。
夜
夜景での撮影、イルミネーションとの撮影、これは夜ならではの写真ですよね。
ドラマチックにシックな雰囲気でお写真を残したい方は夜がオススメです。
一つ注意点として、明るい時間帯の撮影と比べて衣装の見え方が変わってきます。
少し暗めだったり、影の出方、色の出方はそのカメラマンのライティングや撮影方法によってとても変わってきます。
夜の写真の出来栄えは事前に確認したほうが良いと思います。
理想は明るい時間帯と夜の時間帯の両方を撮影するほうが、衣装の感じや写真お雰囲気も両方残せてよいのかもしれません。
場所によっては避けたい時間帯
スタジオでの前撮りの場合は時間帯も天候も関係ありませんが、ロケーション撮影の場合はできれば避けたい時間帯というのがあります。
それは特に夏場のお昼間の時間帯です。
曇りであれば問題ないのですが晴れている場合、そして日向の場合、太陽が真上から降り注いできているため、新郎新婦のお二人には強い影ができます。
例えば、まつげの影や、人によっては目の下のクマに見えるような影もできてしまいます。
もちろんレフ板を使ったり日陰に移動して撮影したり、その真上からの太陽を生かして撮影するということもできるので、一概に悪いこととは言えませんが、
新郎新婦をキレイに撮影するという面では、比較的撮影の難しい条件であることに変わりは無いので可能であれば避けたい時間帯かと思っております。
そのほか固めておきたいイメージ
写真のイメージと言うのは難しいものです。
かっこいい感じ、かわいい感じ、ドラマチックな感じ、元気な感じ、などなど様々な写真のイメージやテイストが撮影会社やカメラマンによって存在しております。
そして受け取る新郎新婦によってもその感性というのは違ってくると思います。
1番良いのは自分の好きなテイストを見極めて、そのテイストが得意な写真会社やカメラマンに依頼をすることです。
また、最近では前撮りの際にお気に入りの小物を持ってきたり、ペットを連れてきたりすることも多くなりました。
この辺のイメージも固めておくと前撮りの準備もスムーズに進められると思います。
写真のテイスト
先ほど少し触れましたが、写真にはテイストがあります。
これは最初はわからないかもしれませんが、その人によってやはり写真の好みと言うのは存在し、
その好みと違う写真になってしまうことを防ぐためにあらかじめ自分たちの好みの写真と言うのをある程度把握しておいた方が良いかと思っております。
では、自分たちの好きな写真のテイストを見つけるにはどうしたら良いかと言うと、インスタグラムなどで、とにかくたくさんの写真を見ることです。
そして自分がいいなと思った写真を保存してみます。
それが10枚20枚以上貯まった時に見返してみてください。自分がいいなと思った10枚20枚の写真を並べたときに見えてくるのが自分の好きなテイストです。
そしてそれを、もし可能であれば言葉にしてみます。かわいい感じなのか、かっこいい感じなのか、ドラマチックな感じなのか、衣装や時間帯はどうなのか?
そしてもし場所に偏りがあるのであればその場所が撮影したい場所として決まるかもしれません。
そうやって自分の好きなテイストを探していくのはおすすめの方法です。
ウェルカムボード等に使う?
前撮りの写真を結婚式当日の装飾として使う事はよくあります。
そしてウェルカムボードを中には自作する新郎新婦も多いです。
その時に写真というのは使いやすい写真、使いづらい写真と言うのも存在します。
例えば日付や2人の名前を写真の中に入れたいのに、お気に入りの写真が文字を入れづらい写真だったりすることもあります。
その場合はカメラマンにあらかじめ伝えておくのが重要になってきます。
例えば広場で芝生の上で撮った写真をウェルカムボードにしたい。
その広場の空の部分に2人結婚式の日付や名前を入れたい。
と言うことをカメラマンにあらかじめ伝えておくだけで後から困る事は少なくなるでしょう。
お気に入りの小物を使うのももちろんアリ
例えば婚約指輪や結婚指輪も良いです。
何か1つ2人の記念の品などがあるのも良いのではないでしょうか。
ただし、あまりにも大きなものは撮影時移動が大変になってしまいますので避けた方が良いかと思います。
ペットを連れて来たい方
大切な家族のワンちゃんやネコちゃんいる方やっぱり一緒に撮影したいですよね。
特に結婚式当日は動物を連れてくるのは禁止なところが圧倒的に多いです。ですので前撮りでその分ワンちゃんやネコちゃんなどのペットと一緒に撮影すると言う方も多いです。
注意しておきたい点としてはまずその撮影場所がペットが可能かどうかと言うこと。
レンタルしている衣装がペットとの撮影が可能かどうかということ。
そして撮影はずっと新郎新婦とペットと言うのであれば問題ないですが、中には新郎新婦2人だけで撮影すると言うタイミングもあると思います。
その時にそのペットを見てくれる人がいないと大変です。
その辺りの段取りも気をつけながら、撮影会社やカメラマンに相談してみましょう。
ヘアメイク
ヘアメイクに関しても撮影時重要な要素です。
どんな髪型にしたいか、これはあらかじめイメージを膨らませるためにインスタグラムなどで調べておくことも重要ですし、ヘアメイクリハーサル等を対応しているところであればお願いすると安心です。
注意しておくべきこと
前撮りに関して注意しておきたいことをいくつかお伝えしたいと思います。
事前に知っておけばよかったと言う内容を記載いたしますのでぜひ目を通していただけたらと思います。
申し込み時期
結婚式の繁忙期のシーズンは春と秋です。
また前撮りのシーズンに関してもやはり良い気候の時期は撮影がしやすく、例えば春だったら桜や新緑、秋だったら紅葉など、人気なシーズンの春と秋です。
ですのでもし春や秋に撮影をしたいのであれば、できれば半年以上前に依頼をしておくと安全だと思います。
試着から衣装サイズ
前撮りの撮影の衣装と言うのはあらかじめ試着をすることが多いかと思います。
もし試着から前撮り日まで時間があった際に、少しでもやはり細く写真に写りたいと考え、ダイエットをされる方がいらっしゃいます。
それにより衣装があまりにもぶかぶかになりすぎてしまい撮影時にドレスが落ちてきてしまうということも稀にあります。
ですのでもし可能であれば、ダイエットは試着まで、その後は現状維持を心がけると良いのかもしれません。
これは結婚式でも同じことが言えますよね。
当日の天候
凄く心配される方が多い前撮り当日の天気予報です。こればっかりはカメラマンがコントロールすることはできません。
カメラマンの中には晴れでも曇りでも雨でも素敵に撮ってくれるカメラマンがたくさんいます。
ですので大切なのはもちろん天気が良ければ良いかもしれませんが、どんな天気でもこの人に任せておけば安心と言う撮影会社やカメラマンに依頼することが大切なのではないでしょうか。
撮影時は荷物を少なく
ロケーション撮影の場合必ず移動が出てきます。
公園だったら1カ所で撮影する事はせず園内の場所を移動しながら撮影することが多いと思います。
その際にもし荷物があまりにも多くなってしまうとその都度荷物を運んだり、
また荷物を置いて撮影をする際にその中に貴重品があると心配ですよね。
そのため撮影時は荷物はなるべく少なくすることをお勧めします。
まとめ
いかがでしょうか?
前撮りは事前にイメージを膨らませておくことで、その後写真ができあがるまで、よりスムーズにカメラマン探しや準備ができることと思います。
ですが、もしイメージがわからない方は、そのことを伝える事も大切です。
せっかくの前撮りです。
結婚式が終わっても、飾って置きたくなるような素敵なお写真を残せることを願っております。
1987年生まれ、東京都在住、北海道出身、実家は牧場で牛を育ててます。
2007年より写真撮影会社にて写真の基礎を学び、結婚写真の撮影を始める。
2015年フリーランスフォトグラファーに。
前撮り、フォトウェディング、結婚式当日の撮影など年間約150組の撮影を担当
2017年これまでの経験を生かし、より多くの新郎新婦や家族にフォトグラファーだからこそ撮れる『温度や音や気持ちが伝わる写真』を届けたいと思い、Fika and Fotos 設立
2018年ウェディングフォトアワード金賞受賞
WRITERS ARTICLE1987年生まれ、東京都在住、北海道出身、実家は牧場で牛を育ててます。
2007年より写真撮影会社にて写真の基礎を学び、結婚写真の撮影を始める。
2015年フリーランスフォトグラファーに。
前撮り、フォトウェディング、結婚式当日の撮影など年間約150組の撮影を担当
2017年これまでの経験を生かし、より多くの新郎新婦や家族にフォトグラファーだからこそ撮れる『温度や音や気持ちが伝わる写真』を届けたいと思い、Fika and Fotos 設立
2018年ウェディングフォトアワード金賞受賞
WRITERS ARTICLE