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キーワードは『ゲスト参加型』!ビデオカメラマンがおすすめする結婚式の演出

最近結婚式の撮影をしている中でよく耳にするようになったキーワードが『ゲスト参加型』。ゼクシィ結婚トレンド調査2017からも、ゲストへのおもてなしの方法に変化が生じてきていることがわかりました。

そんな中、インターネットで結婚式関連の調べものをしていた際に私の目にとまったフレーズ。

 

“結婚式=自己満足”

“披露宴って新郎新婦の自己満足にしか感じません”

 

思わず記憶の片隅にある自分自身の結婚式を思い返してしまいました。

結婚式がゲストへの「おもてなし」へと変化している昨今。ゲストをがっかりさせない、新郎新婦と一緒に楽しんでもらえる結婚式の演出についてご紹介いたします。


1、結婚式を挙げる意味や意義

「どうして結婚式を挙げるのか」ということについての定義や考え方は時代と共に変化してしてきています。

そもそも日本古来からは結婚には宗教的な意味がありました。しかし宗教的な慣習が薄れつつある現代では、宗教とは関わりのない形で結婚式を挙げるケースが増えてきました。

 

結婚式を挙げる意味や意義については人それぞれの価値観に委ねられています。

一般的には以下の理由で結婚式を挙げる方が多いのではないでしょうか。

 

(1)ふたりが結婚したことを両家の家族、親戚などにお披露目する場として

(2)両家家族、親族を互いに紹介する場として

(3)これから夫婦としてお世話になる方々へおもてなしをする場として

(4)これまでお世話になってきた方々や両親へ感謝の気持ちを伝える場として

(5)結婚をひとつの人生の節目、けじめをつける場として

(6)これからふたりお互いを支えあっていくことの決意表明の場として

 

あなたはこの中に当てはまる理由がありましたか?

私は上記の理由から、結婚式を挙げる自分たちからゲストへ思いを伝えたいという要素が多いように感じました。

それに加え、おもてなしの要素も多いように感じました。

 

「ゲストに祝っていただく」のはもちろんのこと、「祝いに来てくれたゲストをおもてなしする」という2つの目的があるということをぜひ念頭に置いていただき、読みすすめていただきたいです。

 

2、変化する、結婚式の演出のカタチ

ここまでをお読みいただき、「祝いに来てくれたゲストをおもてなしする」にはどうすればよいのか?という疑問を抱いた方も多いはず。

 

私が映像の打ち合わせを新郎新婦様とさせていただく中でよくお話にあがるのが、ゲストに楽しんでもらえるかどうか不安だということ。

なにをしたら楽しんでもらえるのか一生懸命考えたという方がとても多いです。かくいう私も自分の結婚式を行う際には同じような不安を感じていました。

 

・私たちの結婚式に出席して良かった

・良い結婚式だった

 

私をはじめ、多くの新郎新婦様がそう願って準備をしています。

 

実際に結婚式の撮影をさせていただく中で私が実際に感じていることが、以前は当たり前のようにあった友人スピーチや余興が少なくなってきているということです。2015年のあたりから、それを強く感じるようになりました。

 

 

ゼクシィトレンド調査2017では、結婚式の演出のカタチに変化がみられるという内容の報告がありました。

 

挙式や披露宴での演出については、

ゲストを無理に巻き込まず、みんなが自然体で楽しめるスタイルへ変化している傾向にあるようです。ゲストを「退屈させない」「感動させる」「自分らしさを表現する」などが減少傾向にあります。

 

また、最近では結婚式のテーマに『ゲストと触れ合う時間を大切にする』ということを掲げる方がたくさんいます。

少しでも披露宴会場にいる時間を増やすために、お色直し中座をせずにウェディングドレス1着で過ごされる方も増えてまいりました。

 

 

ゼクシィトレンド調査2017にある新婦の衣裳組み合わせパターンについての報告を見てみると、「ウェディングドレス+カラードレス」が55.6%で最も高く、次に「ウェディングドレス1着のみ」が11.9%となっています。

 

・お色直しをするのは当たり前

・2着は着るだろう

 

そのような感覚を持っていた私にとっては、これは驚きの結果でもありました。

お色直し中座をせずにウェディングドレス1着で過ごされる方が増えてきているということです。最近では衣裳を変えずとも、小物やアクセサリー、ブーケ、ヘアアレンジで変化をつけるということも可能になってきているのもひとつの要因と考えられます。

 

・ゲストに自分の晴れ姿を見てもらいたい

・でも、なるべく長い時間を披露宴会場でゲストと一緒に過ごしたい

 

新郎新婦様のそのような思いから、披露宴中の演出をなるべく増やさずにフォトタイムや歓談の時間を多くとるといった内容に少しずつ変化してきています。

 

 

ゲストが気兼ねなく楽しめるアットホームなウェディングに人気が高まる一方で、結婚式の口コミサイトではこのような意見も。

 

・披露宴の内容がなにもなく、ただただ時間が過ぎていった

・まるで食事を食べに行っているだけのような披露宴だった

 

あまりに内容のない披露宴にも、ゲストは寂しさを感じているようです。

 

 

ここで注目したいキーワードは、『ゲスト参加型』

前述したとおり、結婚式の演出はゲストを無理に巻き込まず、みんなが自然体で楽しめるようなスタイルへと変化しています。

 

招いた人も招かれた人も楽しめる結婚式の演出とはどういったものなのか。

私がこれまで体験した結婚式の中で行われた『ゲスト参加型』の演出についてご紹介していきます。

 

3、『ゲスト参加型』の演出-挙式編-

最近の結婚式では人気の3大挙式スタイルがあります。

 

・チャペルで神に結婚を誓い、愛の証に指輪を交換する誰もが憧れる【教会式(キリスト教式)】

・形式や格式にとらわれない自由で自分たちらしく演出できる【人前式】

神社や神殿などで日本の伝統的なスタイルで行われる【神前式】

 

では、どのくらいの割合でどの挙式スタイルが選ばれているのでしょうか?

「ゼクシィ 結婚トレンド調査2017調べ」では下記のような結果となっています。

 

1位:教会式(キリスト教式)・・・53.4%
2位:人前式・・・24.0%
3位:神前式・・・18.4%
その他・・・4.3%

 

1位は根強い人気の教会式。結婚式=教会式をイメージする方が多いと思います。各結婚式場の雑誌特集やテレビCMなどでもウェディングドレスを着用した花嫁さんやチャペルでの挙式を目にすることが多く、結婚式の定番のイメージを抱きやすいのもその理由にあります。

 

2位は形式や格式とらわれない自由な演出ができるという理由から人気がでてきた人前式。欧米の影響も受け、おしゃれな花嫁さんたちの間で人気のスタイルです。また、最近ではかしこまらずに自分たちらしくアットホームに行えるという理由からも従来の結婚式とは違う形で結婚式を行いたいという新郎新婦様に支持をされています。

 

3位は日本の伝統的なスタイルで再び人気がでている神前式。最近の「和婚ブーム」の影響から、色打掛や白無垢を着て神社で挙式をしたいという新郎新婦様も増えています。教会式が当たり前になってきている今だからこそ、日本人本来の和装での挙式スタイルが新鮮で好印象に思われるという理由もあります。

 

人気の3大スタイルのうち、『ゲスト参加型』に最も適しているのが人前式です。

形式や格式にとらわれない自由で自分たちらしく演出できる人前式教会式のように神様に誓いを立てるのではなく、ゲストの皆様に結婚の誓いを立てます。ですので、ゲスト全員に参加いただき、証人になっていただくという意味では、人前式そのものがゲスト参加型といえるでしょう。

 

では、具体的にどのような演出があるのかをご紹介します。

 

・リングリレー

指輪交換のための指輪をゲストの皆様に運んでいただくセレモニー。リボンに通した指輪をゲストの手から手へと渡りふたりの元へ届けます。
ゲストから運ばれた指輪には祝福の気持ちが込められ、その気持ちを受けとめた新郎新婦様は指輪交換をして幸せを誓います。

 

・ブーケ・ブートニアのセレモニー

新郎様が入場する際に、ゲストから花を一輪ずつ集めて、その場でリボンでしばり、ブーケにします。新婦様が入場、受け渡し後にそのブーケを差し出し、新婦様にプロポーズをします。

プロポーズが叶うと、渡したブーケの中にある一輪の花でできたブートニアを新郎様の胸にさします。
お互いのブーケとブートニアを渡しあう儀式のことを「ブーケ・ブートニアのセレモニー」といいます。

 

・結婚証明書にサイン

結婚証明書とは、おふたりの結婚を証明する誓約書です。
結婚証明書はおふたりのアイデア次第でオリジナルなものを作ることもできます。最近では、ゲストと一緒に作るウェディングツリーの結婚証明書もあります。

ウェディングツリーとは、1本の木のイラストの葉っぱの部分に、ゲストが指印やスタンプをし、サインをしていくものです。受付やウェルカムスペースなどで式の前にあらかじめゲストにウェディングツリーにサインをしてもらいましょう。そして、式の中で新郎新婦様が最後にウェディングツリーにサインをします。額に入れて挙式後に飾ったり、結婚式後も自宅に飾っておくこともできますよ。

 

4、『ゲスト参加型』の演出 -アフターセレモニー編-

結婚式場によって異なりますが、挙式後に室内や外でアフターセレモニーを行う場合があります。少し緊張感が漂う挙式から一転、新郎新婦様もゲストの皆様もリラックスムードで笑顔がたくさん見られる時間でもあります。

そんなアフターセレモニーではゲストが楽しめる演出アイデアがたくさんあります。

 

・フラワーシャワー

フラワーシャワーとは、ゲストが新郎新婦様に対して祝福の気持ちを込めて花びらをまく演出のこと。花びらがシャワーのようにひらひらと舞うことから、名づけられました。

フラワーシャワーは結婚式の中でも華やかな演出のひとつ!祝福するゲストと幸せそうな新郎新婦様の笑顔を写真や映像におさめることができる演出でもあります。

フラワーシャワーの演出には、花の香りで辺りを清め、これからふりかかる悪運や災難からふたりを守り、幸せをお祈りするという魔除けとおまじないの意味が込められています。

他にも豊作と子孫繁栄のシンボルであるライスシャワー、純真・健康・長寿・富・美・子宝の意味を持つパールのパールシャワー、蝶々結びされた縁結びを象徴するリボンシャワー、天使の羽根で悪魔を追い払い幸せを運ぶと言われるフェザーシャワーなど、さまざまな種類があります。

 

・バルーンリリース

バルーンリリースは、誰かの掛け声でゲストと新郎新婦がそれぞれ手にもった風船を空に向かって飛ばす演出のことです。風船を空に向かって高く高く放つことで、新郎新婦の幸せが天高く届くようにという願いが込められています。

老若男女問わず、ゲスト全員が気軽に参加し楽しめるため、人気の演出となっています。
風船の形や色などの組み合わせでおふたりのイメージを手軽に演出できるのも特徴です。

 

・ブーケトスやブーケプルズ


以前からアフターセレモニーの定番の演出とされてきたのが、ブーケトス。
挙式を済ませた花嫁が、未婚の女性を対象に、ゲストに対して後ろ向きになってブーケを投げる演出です。そのブーケを受け取った女性は近く結婚できるという言い伝えがあります。

最近では「未婚の女性を対象に」という部分が失礼にあたると考える方が増えており、ゲスト全員を対象にした〇〇トスを行う方も増えてきました。
幸せのおすそ分けとしてブーケであったり、ぬいぐるみやお菓子を投げる場合もあります。

また、室内にてアフターセレモニーを行う場合は安全性の面からブーケプルズを行うこともあります。ブーケプルズとは、花嫁のもつブーケの先に参加するゲストの人数分のリボンを出しておき、そのリボンを未婚の女性たちが引くという演出です。

リボンの中の1本だけが花嫁のもつブーケとつながっており、ブーケを引き当てた女性が次の花嫁になれるという言い伝えがあります。

場所を選ばない演出のため、ブーケトスができない室内や披露宴の中の演出のひとつとして行われることもあります。
対象を未婚の女性に限らずにブーケを別のものに変えることで参加対象を広げることもできるのが魅力のひとつです。男性ゲストを対象にシャンパンプルズなどが行われることもあります。

 

・お菓子まき


小さなお子様も楽しめる演出で、主に名古屋の結婚式で行われているそうです。新郎新婦がゲストに向かってお菓子をまいて、それを受け取ってもらいます。
ゲスト全員を対象にできるので、親や親族、職場関係の方から友人まですべてのゲストに楽しんでいただける演出です。
はじめてこの演出を見たときは私も驚きましたが、とにかくゲストの皆様がすごく楽しそうなのが印象的でした。投げるお菓子を選ぶ際には固いものや重いものを避けるのがポイントです。

 

5、『ゲスト参加型』の演出 -披露宴編-

続いて、披露宴の演出についてです。
披露宴は食事のおもてなしをしながら、ゆっくりゲストとの時間を楽しみたいという新郎新婦も多いはず。ゲストが気楽に参加できる、楽しめる演出をご紹介します。

 

・ウェディングケーキデコレーション

披露宴内のケーキ入刀の演出で使用するケーキをゲストに事前にデコレーションしてもらうという演出です。あらかじめクリームを塗って仕上げた土台を用意し、フルーツやチョコペンなどで飾り付けをしてもらいます。

披露宴がはじまるまでの待ち時間や、お色直し中座の間にゲストを順番にご案内して飾りつけてをしてもらうことで新郎新婦が不在の時間も楽しんでいただけます。
お子様のゲストが多い方にはぴったりの演出で、とても喜ばれます。

衛生面の問題から、この演出ができない結婚式場もあるそうです。ご検討される場合は、はやめに確認されることをおすすめします。

 

・席札くじ


あらかじめゲストテーブルに置く席札の裏に番号を書いておきます。
披露宴中のイベントで抽選会を行い、当たった方には景品をプレゼントします。まさかこんなところに仕掛けが!と、ゲストもびっくりするかもしれません。
必然的に全員が参加できる演出ですので、控えめなゲストが多そう・・という方におすすめです。

 

・ドレス色あてクイズ

 

新婦がお色直しで着るカラードレスの色をゲストの方に予想し、事前に投票していただく演出です。当たった方には景品をプレゼントします。受付やウェルカムスペースに投票箱を事前に用意しておきます。

小さな箱に色をつけたり、小さなドレスの見本を飾ったりとDIYで可愛くつくることでオリジナルのグッズにもなり、飾りにもなります。

 

・キャンドルリレー

 

披露宴の再入場時のラウンドや、披露宴の終盤でよく行われる演出です。事前にキャンドルを席に置いておくか、お色直し中座中にスタッフに配っていただきます。新郎新婦からゲストへキャンドルを灯していき、灯りをつないでいくセレモニーです。

 

ゲスト全員にキャンドルの灯りが灯ったら、その場にいるみんなの幸せを願って合図とともにキャンドルの火を一斉に吹き消します。キャンドルの火を吹き消すことで「願いを閉じ込める」という意味が込められています。

キャンドルの灯りには癒し効果もあり、幻想的な雰囲気も演出してくれます。披露宴の終盤を落ち着いた雰囲気でしっとりと進めていきたい方におすすめです。ゲスト全員が参加できる演出でもありますが、小さなお子様などは危険が伴うため、事前に式場担当者に相談しておきましょう。

 

6、筆者目線による、ゲストの心に残る演出とは

ここまで『ゲスト参加型』の演出について、ご紹介してきました。参考になる演出はありましたでしょうか?

私には『ゲスト参加型』ではありませんが、実は本当におすすめしたい演出があります。
ここからは私がこれまで数々の結婚式を体験してきた中で感じてきたことでもありますので少し主観的な意見になるかと思いますが、ぜひお付き合いいただきたいと思います。

 

 

 

(1)結婚する新郎新婦のことを1番わかりやすく伝えられる演出

 

結婚式における大事な要素のひとつに『おふたりのことをゲストに知っていただく』という部分があると考えています。

それを1番わかりやすく伝えてくれるのが、友人スピーチ

冒頭に述べた通り、友人スピーチの演出が年々少なくなってきているように感じますが、それはとてももったいないことだなと思っています。撮影中でも友人スピーチの内容は耳に入ってきますが、今まで側で支えてくれた友人からの生の声はゲストの胸に響きます。

 

・〇〇さんはそのような経験をしてきたんだ

・〇〇さんにはそういった面もあるんだな

 

そう感じるゲストがまだまだたくさんいるに違いありません。

頼まれても迷惑をかけてしまうかな・・・そう思っているあなた。友人に頼むのが難しいようであれば、父親や母親、兄弟などの家族にお願いするのもおすすめです。

司会者のプロフィール紹介の代わりに、家族に「小さい頃はこのような子だったよ」ということを話してもらえば、家族のつながりを感じられる演出になります。

 

 

(2)ゲストは実は新婦の手紙を楽しみにしている



少し前に年配の男性の方と結婚式について話す機会があったときのこと。その方はこのように言いました。

「新婦の手紙で泣きたいんだよ」

その方は新婦が親御様に対して朗読するお手紙を楽しみにしていたのです。同時に、最近では手紙を読まない新婦もいて寂しいということも言っていました。

私も新婦の手紙朗読を耳にする機会が多いのですが、「どのような気持ちで今日を迎えたのか」ということを知ることができるだけで、おふたりへの思いがぐっと深まることもあります。


感動したり、涙を流すことが結婚式のすべてではありませんが、新婦がこれまで育ててくれた親御様に対する感謝の言葉がゲストの気持ちをあたたかくしているのも事実です。
きっと結婚式に出席することで、「身近にいるからこそ普段言えてない気持ちを伝えてみよう」、そう思いながら家路に着く方も多いのではないでしょうか。

 

しんみりしたくないという方も、結婚式の中に「思いを伝える場面」を少しでもよいので取り入れることを私はおすすめします。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

この記事にたどり着いた方は、きっとゲストに楽しんでもらえるかな・・」「結婚式ではなにをしたらいいんだろう・・」という悩みを抱えているはずです。
今回ご紹介した『ゲスト参加型』をキーワードに、招いたあなたも、あなたに招かれたゲストにも自然体で楽しんでもらえるような、あなたらしい演出を考えてみてくださいね。