

ウェディングドレスが決まらない!迷った時に実践した3つのコト
一生に一度、花嫁さんにとって一番の楽しみでもある「ウェディングドレス」
でも、この一生に一度って言われると…
「一生に一度=もう二度と着ることのできない」
その言葉の重さがプレッシャーで、色々と迷ってしまうと思います。次から次に迷っていると、結婚式の日付が近づいてきて、素敵なドレスはどんどん予約が埋まっていったり、、、
気に入ったドレスが中々見つからない、決めることができない花嫁さんにとっては、本番が近づくにつれ本当に焦っていることと思います。
実は、私もドレス迷子になりました。
一度ドレス迷子になってしまうと、なかなか抜け出せないですよね。普段は、洋服1着買うのにもかなり時間をかけて迷ってしまいます。
「可愛いんだけど、この部分が嫌」ってことありませんか?私はこれが原因でドレス迷子の道へ。
「そもそも何でドレスを着るんだ?」と悟りを開けるような症状まで陥ってしまいました。
今日は私と同じくドレス迷子の花嫁さんに、少しでもこの悩みから抜け出すために何をすればいいのかをまとめてみましたので参考にしていただければ幸いです。
まずは値段は無視して選んでみる
ドレス迷子から脱出するための解決策はこの3つです。
- 自分が好きな洋服の系統を見つめなおしたこと
- 結婚式が決まった時、最初に思い描いた花嫁像を振り返る
- 全国の花嫁さんに大人気のインスタグラムをフル活用した
では、なぜドレス迷子になってしまったのか。そしてこの悩みから抜け出すため具体的に何をすれば良いのかをお話ししていきます。
どうか悩みすぎて悟りが開けるような状態になる前に参考にしていただけると幸いです。
見積もりを見ればわかるかと思いますが、ドレスは決して安い値段ではないですよね。
「披露宴の二時間半のためだけにこんな金額も払うの?!」と思われる方もいるかもしれませんが・・・
それを言い出すと夢も理想もなくなっちゃいますので、もしそのようなことを思っていてもお口はミッフィーで。(・×・)シー!
確かに短い時間で着るにしては割高な金額かもしれませんが、私はドレスとそのドレスを着て過ごす時間にそれ相当の価値があると思います。
プロのヘアメイクさんに支度をしてもらい、綺麗にドレスを着こなし、プロのカメラマンに写真を撮ってもらい、
大好きな方々と過ごす特別な時間は、長い人生の中で中々ないですよね。一生の中でも二つ指に入るくらい幸せな時間だと思います。
そんな幸せの時間を過ごすために、花嫁さんのモチベーションをあげてくれるドレス。正直な話をすると値段はピンキリです。
結婚式をあげられたご友人の話で「ドレスがプラス◯◯万上がった」と聞くことも少なくないでしょう。インスタで情報収集をさせている方なら尚更です。
言わずと知れた「いつの間にかドレス値上がり事情」ですが、最初から気にしていては運命の一着に出会えません。優しい花嫁さんは新郎様を気遣い、価格がリーズナブルなドレスに目を向けがちです。
ただ、リーズナブルな価格のドレスは選べる幅が少ないのが現実です。
「割り切ってその中から選ぶ」という選択肢もありますが、ドレス迷子さんはきっと妥協できないでしょう。価格がリーズナブルだと質も形も「それなり」なことも多いです。
仮にドレスの値段が上がってしまっても、結婚式の費用は「ドレスがいくら上がった」「これが高い」と単体の値段を見るよりは「総額」を見ていくことが大事です。
その「総額」の中で、自分たちで準備できるもの、節約できる箇所が必ずあります。
妥協してドレスを選ぶより、他の部分で節約することでドレスにお金をかけることができます。
その方が悔いが残らない結婚式にできると思います。実際に私は結婚式のプロデュースも行っておりますので、何百枚と見積もりを見てきました。
正直、節約の方法はいくらでもありますし、最低限の手出し予算ラインをしっかりと決めて、
何にお金をかけたいか節約したいかの優先順位を決めておけば、意外ととなんとかなるものです。
まずは金額に囚われず、結婚式費用の全体に目を向けることで自分たちにあった選択と節約する部分を見極めること。それがドレス迷子脱出の手がかりになります。
ドレス迷子になる花嫁さんの特徴
私はドレス迷子になる花嫁さんの特徴は共通していると思っています。
- 普段、洋服を選ぶ際にパッと見で「これいいな!」と好み風の洋服があっても一箇所気にいらない部分があると、なかなか購入まで踏みだせない。
- もともとドレスにこだわる予定はなかったが、いざ試着してみるとしっくりこないものばかり・・・
- このドレスのココの部分は好きなのに、この部分はどうしても好きになれない
- 普段、洋服以外にはあまりこだわりを持たない
- 洋服を買いに行ったが、何か”おしい”ものばかりで悩みに悩んだが結局買わない
あれ?これって端から見たら優柔普段?すごく面倒くさい人?ドレスコーディネーターさんから嫌われる?
いえいえ、そんなことはありません。「ドレス迷子」というのは、一生の中で一番の幸せな悩みです。
結婚式を挙げる前の人しか悩めない、特別な悩みを味わっているのですから憂鬱にならず、悩みすらも楽しんでしまいましょう♫
そしてドレスコーディネーターさんは、その道のプロです。
結婚式当日、あなたがお気に入りのドレスを着て、とびきりの笑顔で笑って過ごすために一生懸命考えてくれるあなたの味方です。
本当にお気に入りのドレスを着て結婚式を迎えれば、心からの笑顔も出てくると思いませんか?
結婚式を笑顔で楽しめるようなドレスに出会いましょう。
新郎は振り回すべからず
ドレスを試着する際、多くの新郎新婦様が一緒にドレスサロンへご来館されます。
一緒に試着へ行くメリットとして、新郎さんに「もうすぐ結婚式をする」という実感を持たせるという点ですごく効果があります。
世の新郎さんの中には「結婚式」というのがいまいちイメージが湧きにくく、いつまでたっても「自分が結婚式をする」という実感がもてない方も多いです。
しかし、おとぎ話の絵本でしかみたことのないようなドレスを愛する妻が着こなし、キラキラ輝いた笑顔で登場することで、
改めて新郎のハートをわしづかみしたと同時に「いよいよ結婚式がくるのか」といった実感を持たせられます。
※キラキラした笑顔で登場することがポイントです。試着前にキラースマイルの練習をしましょう。
新郎さんがあなたのどんな笑顔に落ちたのか、あなたならきっと分かるハズ♡
実は男性にとって、実際にドレスや花嫁姿を見ないで「結婚式のイメージ」が掴める人はそんなにいないみたいです。
実際、衣装合わせに行くと「見たらなんか実感が湧いてきました」と言われる新郎さんも多いようです。
形にして初めて「イメージ」をつかめるもパターンも多いので、まずは形にして見せてみましょう。
万が一、それでも新郎の反応が「ふ~ん」と微妙だった場合に考えられるパターン
- 心の底では「可愛い!!!」と思いつつも、サロンのスタッフが見ている傍、堂々と鼻の下なんてのばせない!というシャイボーイ
- 花嫁がいつもオシャレさんで、キラキラした格好をしているから区別がつかない
- それより自分のタキシードの方が気になるオシャレボーイ
話は逸れましたが、新郎と一緒に試着へ行くのは実感をもたせるためにはとても利点だということです。
ただし、一緒に試着に行っても1~2回が限度にしておいた方がいいでしょう。
相当ドレスに見慣れてない限り、男性にとって「ウェディングドレス」はどれも白くて同じにみえてしまうのです。
新郎にとって同じに見えるドレスを「これどう?」「どっちがいいと思う?」など多大な時間を要して、何回も見せられたところで区別のつけようがありません。
場合によっては、「いつになったら決まるんだ!」と疲れて怒り出す新郎様や「何にそんなに迷ってるの?」と、
結婚式前のナイーブな心にズサっとナイフをいれるような勇者(新郎様)もいらっしゃいます。
「あれ?もしかしてうざがられてるかな?」
「あまりにも決めきれないから呆れてしまったかな」
などドレス以外の考えなくていい悩みまで考え出してしまうものです。
そのような事態を招きかねないので「新郎は(ドレス選びに)振り回すべからず」。
2回以上試着に行く場合は、お一人で気楽に行きましょう。
その方が花嫁さんも新郎さんへ気を使わなくていいので、ドレス選びに集中できます。
仮に「第三者の意見が欲しい」となった場合、ドレスコーディネーターさんに意見を求めてみたり、
迷っているドレスを2着、多くて3着に絞ってから写真を新郎さんにみせてみましょう。
結婚式の準備では喧嘩が増えると言いますが、この方法で一つ喧嘩を回避しましょう。
洋服の好みを整理してみる
新郎に迷っているドレスを見てほしいが、どうしても2着までに絞れない。そんな花嫁さんには、この方法をオススメします。
一旦クローゼットの中を見てみましょう。
フェミニン系、カジュアル系、ボーイッシュ系、アンティーク系、シンプル系、いろんなジャンルの洋服はありますが、クローゼットの中にある洋服はジャンルが限られているでしょう。
普段は意識してなかったけれど、そうして見返すことで自分が好きなジャンルが分かってくると思います。
あなたの洋服の好みまで含めて惚れた新郎様に聞くのが一番の近道かもしれません。
一緒に過ごした時間の中で、意識しないうちに相手の好みも把握していくものです。
「私が好きな(いつも買ってくる)洋服ってどんなジャンルが多い?」
と聞けばきっと一瞬で解決するでしょう。自分がいつも購入している洋服の系統と合わせて、ドレスを探してみることで何かヒントを得られるかもしれません。
「いつもと違った雰囲気にしたい」と思われている花嫁さんの気持ちも分かりますが、ドレス迷子中はとりあえずいつもの系統で落ち着いてみましょう。
違った雰囲気を出すのは、それから先のことです。
最初に描いていた憧れのウェディングドレス像
あなたが結婚式をすると決まった時、最初に思い浮かんだイメージはドレスを着ている自分だったと思います。
そのイメージの中でドレスはどのようなものでしたか?シルエットだけでも良いですので思い出してみてください。
ふんわりしたドレス、タイトなドレス、マーメイドの形だった!や、フリフリがたくさんついてた!など、、、etc
ティアラをつけていましたか?ベールは長かったですか?ドレスの裾はチャペルに長く広がっていましたか?
最初に思い描いたイメージを思い出すことで、自分がどんなドレスに憧れていたのかが分かってくると思います。
ちなみに私の最初のイメージは、今より二分の一くらい細くスタイリッシュなボディラインに、すらっとしたモデル並みの高身長(現実の身長は147センチ)、佐々木希に負けないくらいの小顔でした。
頭の中での妄想は美化されるタイプの人間なので、いざ試着!となった時に鏡の前の自分にさぞかしビックリ。
※こういったように理想と現実のギャップに打ちのめされる恐れがありますので、妄想が美化されるタイプの花嫁さんはドレスの形だけ上手に切り抜いて思い出しましょう。
あなたが最初に思い描いた自分がドレスを着ている姿。その時着ていたドレスが、本来あなたが求めている(憧れている)ドレスなのです。
まったく同じドレスとなると、オーダーメイドでドレスを作らない限りは難しいと思いますが、似ている形のドレスは必ずあります。
ご友人などの結婚式に出席された際「ああいった雰囲気のドレス好きだな」と思っていた方も少なくはないでしょう。
そういった方は、ご友人がセレクトされたドレスショップを辿ってみるのもいいかもしれません。
ご友人と同じドレス。というわけではありませんが(ご本人とご友人が気にならなければの話です)実際に見て「いいなあ」と思ったドレスのサロンには、似たような雰囲気のドレスが2~3着は準備されてあるハズ◎
そのような方法で、本来自分が着たかった・憧れていたドレスを探すことも一つの手段です。
花嫁さんの参考書はインスタグラム
インスタ~、、、流行ってますよねぇ
職業柄わたしもよくインスタでブライダル関係のハッシュタグを検索するのですが、本当にたくさんの花嫁さんが利用されています。
#婚約前
#入籍しました!
#プレ花嫁
#無事に結婚式が終わりました!
というような投稿をよく見かけますね。
最近では称号まで与えられるようになったみたいです。なんでしたっけ?
「第◯期、ウェディング◯◯◯アンバサダー」(横文字覚えるのが苦手です。)といってAKBのような、いわばインスタのAKBといいましょうか、、、
ちゃんと「第◯期」という、AKBでいうと新入生!の入学システム(卒業システムがあるのかは謎)があり、我々ブライダルをやっている人間側も投稿を覗いたりして参考にしています。
実際に結婚式を挙げた花嫁さんの生の声や口コミや「こんなことで悩んでいる」という悩みの投稿に対して、
他の花嫁さんからアドバイス的なコメントや、同じ悩みを持った花嫁さんからコメントが来たりします。
実際に結婚式を挙げられた花嫁さんや、現在進行形のプレ花嫁さんが経験された生の声、インスタだから書けることなどもあるみたいです。
インスタで情報収集をされている花嫁さんも数多くいらっしゃるみたいです。
しかもインスタの便利なところは、知りたい情報をハッシュタグで検索するとすべて画像で表示される点です。
※ハッシュタグ:例えば「#ドレス迷子」「#ウェディングドレス」など、キーワードの前に#をつけて表示した言葉です。
例えば、「明日ネイルサロンに行くけど、今のトレンドってなんなんだろう?」と思った時に、ハッシュタグで「#ネイル」と検索すればたくさんのネイル画像が出てくるわけです。
一つ一つの投稿を開いていかなくても、一目でいろんなデザインのネイルを見ることができます。これってすごく便利ですよね?
それをドレス探しにも応用してみると、ハッシュタグで「#ウェディングドレス」と検索すれば、たくさんのウェディングドレスを一画面にして見ることができます。
さらにスクロールしてみると、次々にズラズラズラーーーーといろんな種類のドレスが見つかります。
たくさんのドレスを見ることができるので、自分の好きなデザインを見つけることもできます。
さらに「#ドレス迷子」とハッシュタグをつければ、あなたと同じ悩みを持つ花嫁さんやドレス迷子を乗り越えた花嫁さんのレポートなどを見ることができますし、悩みを分かち合うこともできます。
インスタで「これいいかも!」と、好きなドレスが見つかった場合、通っていたドレスサロンに「このドレスに似ているものはありますか?」と写真を見せてみましょう。
芸能人ブランドのドレスや人気メーカーのドレスは、他社メーカーがそのドレスに似せて作ることも多々ありますので、もしかすると探しているドレスに似たドレスが見つかるかもしれません。
インスタで気になるドレスが見つかったからといって、すぐにそのドレスを扱っているサロンに乗り越えるのではなく、
まずは今お世話になっているサロンの方で似ているものを探してもらって、なければドレスコーディネーターに相談してみましょう。
理由として、式場の見積もり特典や値引きに関係してくることがあるからです。
こうやってインスタを上手に活用することで、インスタ自体が「たくさんの花嫁さんたちが経験してきたものがつまっている」参考書となります。
花嫁さん同士つながりができれば、卒花(結婚式を終えた花嫁さん)が、あなたの悩みに直接答えてくれるかもしれません。
まとめ
ドレス迷子の枠にはまってしまうと、なかなか抜け出せないループにはまってしまいます。上記を参考にしていただいて、まずは一歩踏み出してみましょう。
ここまで書いていてこんなことを言うと怒られそうですが、、、
結局ドレスを迷われているということは、「運命の一着に出会っていない」ということです。
運命の一着に出会った時は、迷うことなく「これだ!!!」と、新郎様に出会った時のような、
一目惚れにも似たビビビという電気のようなものが体にお知らせしてくれすはずです。
それまではとりあえず、たくさん情報収集をして、たくさんのドレスを見て、試着することを繰り返してみましょう。
結婚式の準備が他にもたくさんあり大変かとは思いますが、決して億劫には思わないでくださいね。
あなたは今、一生に一度しか味わえない「幸せな悩み」を味わっている最中です。そのことを胸に、ドレス探しへ出かけましょう。
一生忘れることのできない、運命の一着に出会えますように。
九州・熊本を拠点としたウェディング映像制作・写真撮影・ブライダルプロデュースを行っているAVENIRDESIGNのビデオグラファー・エディター。
結婚式の撮影を行う立場から、新郎新婦の悩みによくある「実際はどうなのか?」に対し、女性目線ならではの意見と笑顔で、これまでたくさんの花嫁から支持されてきた。
自身の結婚式や、出産・子育てを経験したことにより「結婚式本来の価値と家族の大切さ」を知ると同時に、花嫁から母へ変わる瞬間の「女性の美しさ」に感銘を受け、独自で家族写真・こども写真の出張専門のブランドサイトを立ち上げる。
「人の為に自分は何ができるのか?」を考えることが好き。
WRITERS ARTICLE九州・熊本を拠点としたウェディング映像制作・写真撮影・ブライダルプロデュースを行っているAVENIRDESIGNのビデオグラファー・エディター。
結婚式の撮影を行う立場から、新郎新婦の悩みによくある「実際はどうなのか?」に対し、女性目線ならではの意見と笑顔で、これまでたくさんの花嫁から支持されてきた。
自身の結婚式や、出産・子育てを経験したことにより「結婚式本来の価値と家族の大切さ」を知ると同時に、花嫁から母へ変わる瞬間の「女性の美しさ」に感銘を受け、独自で家族写真・こども写真の出張専門のブランドサイトを立ち上げる。
「人の為に自分は何ができるのか?」を考えることが好き。
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